反乱起こすとプーチン氏を脅迫、ロシア退役軍人に別件で拘留刑
このニュースをシェア
【6月30日 AFP】「反乱」を起こすとしてロシアのウラジーミル・プーチン大統領を脅迫した同国軍の退役軍人が、過激派のシンボルを表示した罪で有罪判決を受け、拘留された。本人のテレグラムアカウントおよび裁判所文書で明らかになった。
裁判所は29日にこの判決を認める限定的な情報を公開したが、過激派のシンボルが具体的に何であったかや、量刑についての詳細は明らかにしなかった。
南西部ボロネジ州在住のアレクサンドル・ルニン氏(39)は、2022年にウクライナへの全面侵攻が始まった後、自ら志願して前線へと赴いた。
報道によると、ルニン氏は、服務期間の少なくとも一部を最前線で過ごした。
ルニン氏は先週、インスタグラムに投稿した動画で、プーチン大統領との面会を要求。多くの兵士が「人命を顧みない、自殺行為に等しい命令」を拒否したために拷問や虐待を受けていると主張した。
ルニン氏は「私がクレムリン(大統領府)に赴き、あなたのすぐ隣で生中継で話すことができなければ、ロシア軍はその武器をクレムリンへと向けることになるだろう」と警告した。25日に公開されたこの動画は、何百万回も再生されるなど大きな反響を呼んでいた。
ロシア政府は2022年にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、広範な戦時検閲制度を導入しており、政府や軍の指導部に対する批判を徹底的に封じ込めてきた。そのため、公の場でのプーチン氏に対する直接的な批判は、事実上皆無となっている。
クレムリンは26日、この動画をまだ確認していないとしつつ、「奇妙な言い回し」が含まれているようだとコメントしていた。
ボロネジ州の地方裁判所はウェブサイトで、ルニン氏が過激派のシンボルを表示したという行政違反の罪で有罪判決を受けたと発表した。行政違反の罪は通常、数日間の拘留を科される。
判決は27日に下され、29日に公開された。裁判所は同氏に有罪判決が言い渡されたとしたものの、具体的な量刑は明らかにしなかった。一方で、同氏のテレグラムへの投稿によると、拘留11日が科されたという。(c)AFP