欧州熱波、深刻な影響がバルカン半島に 各地で火災
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【6月29日 AFP】欧州全域を記録的な熱波が襲う中、バルカン半島では29日、猛烈な高温による健康被害への警告が出されているほか、各地で火災が発生している。
欧州西部の一部地域では暑さが和らぎつつあるが、東部では29日にかけて再び気温が上昇するとみられている。ボスニア・ヘルツェゴビナとアルバニアでは最高気温が40度に達すると予測されており、クロアチア当局は危険な気象条件に警戒を呼びかけている。
ボスニア・モスタル近郊では先週、ごみ処分場で火災が発生。消防当局は、数日間にわたる消火活動の末、火はほぼ消し止められたと発表した。その他の地域でも、この週末に火災が発生し、当局が消火活動に当たっている。これまでのところ死者の報告はない。
気候科学者団体「ワールド・ウェザー・アトリビューション(WWA)」は、今回の熱波はこれまでに欧州で記録された中で最も深刻なものであり、気候変動の影響がなければ、6月にこのような状況に陥ることは「実質的にありえない」と指摘している。
この熱波の影響で、ドイツ、ポーランド、チェコでは国内の最高気温が更新されたほか、英国とスイスでも6月としての最高気温を更新した。
複数の国では緊急措置が講じられ、各地でアルコール飲料の販売禁止や、大規模な屋外イベントの中止などが相次いでいる。しかし、バルカン半島では現時点までに、同様の措置は公に発表されていない。
AFPの独自試算では29日、欧州の中部および東部を中心に、少なくとも1億3000万人以上が気温35度を超える猛暑に直面するとみられる。(c)AFP