トランプ氏、民主党を「神を信じぬ共産主義者」と批判 キリスト教右派向けの演説で
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【6月27日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(80)は26日、キリスト教右派である福音派の聴衆を前に演説し、左派・民主党を「神を信じぬ筋金入りの共産主義者」と批判し、虚偽に満ちた政治的な演説で分断をあおった。
東部ニューヨーク州で今週実施された中間選挙の連邦下院選に向けた野党・民主党の予備選で、プログレッシブ(進歩派)と呼ばれる急進左派3人が勝利したことを受け、トランプ氏は左派のイデオロギーを、米国を確実に「崩壊させる」「制御不能な形態のがん」と表現。
「彼ら(急進左派)は民主社会主義者ではない。神を信じぬ筋金入りの共産主義者だ」「これは、わが国の建国以来、最も重大な脅威だ」と訴えた。
トランプ氏は、ジョー・バイデン前大統領の「邪悪」で「無能」な政権を攻撃。
教会に通う信心深いカトリック信徒であるバイデン氏が「祈りをささげたことを理由にキリスト教徒を投獄した」という奇妙で誤った主張を展開した後、2020年大統領選で自身がバイデン氏に敗北したのは「不正選挙」のせいであるという根拠のない主張を再び繰り返した。
不倫口止め料を不正に会計処理したとされる事件での有罪評決や、2020年大統領選の結果を覆そうとしたとして起訴された事件にいたるまで、法的・倫理的スキャンダルにまみれたキャリアを歩み、2度の離婚歴があるにもかかわらず、キリスト教右派の間では依然として高い人気を維持している。
キリスト教右派の多くにとって、トランプ氏は、徳の模範としてではなく、政治的権力を行使するための「手段」として機能している。
トランプ氏は、性別は男性と女性の二つしかないことを「公式な政策」にし、ホワイトハウスに「信仰局」を設置したとアピール。さらに、ナイジェリアなどでの軍事行動を通じて「世界中のキリスト教徒を救った」と主張した。
トランプ氏は、民主党の主流派が共産主義化していると主張。その気なら自分も「歴史上、最も偉大な共産主義者になれる」が、そうなってしまうと米国民をどん底の生活に追いやることになるので共産主義者にはならないとして、米国を「憎悪する」左派を非難した。
キリスト教保守団体「信仰と自由の連合」が首都ワシントンで開催した年次総会「ロード・トゥ・マジョリティ」には福音派約3000人が参加した。
草の根組織である「信仰と自由の連合」は、トランプ氏を一貫してスーパースターとして扱っている。それは、妻のメラニア氏が三男のバロンさんを出産した直後にトランプ氏と関係を持ったと主張するポルノ女優に対し、トランプ氏が口止め料を支払った事件で有罪判決を受けた後でも変わることはない。(c)AFP