【6月27日 AFP】熱波の影響で記録的な猛暑に見舞われているフランス南部マルセイユで、駐車場に止められた乗用車の中で1歳6か月の乳児がぐったりしているのが見つかり、搬送先の病院で死亡した。医療施設が26日、明らかにした。フランスでは今週、暑い車内に放置されたり閉じ込められたりする事故が相次いでいる。

救急当局によると、23日に車中で熱中症が疑われる乳児を発見したとの通報を受けて現場に急行したという。

乳児が死亡した正確な日時は現時点で明らかにされていないが、地元紙ラ・プロバンスは、24日だと報じている。

消息筋2人が匿名を条件にAFPに語ったところによると、大学病院で働く職員が自分の子どもを車内に置き忘れてしまったとみられる。

うだるような暑さが続くフランスで、こうした子どもの死亡事故は今週3件目。

フランスでは23日、全国の1日を通じた平均気温が29.8度に達し、1947年の観測開始以来、最も暑い日となった。

だが、24日には同気温が30度に達し、2日連続で過去最高を更新した。同日、パリでは最高気温が40.3度に達した。

24日夕方には、パリ郊外サングラシアンの自宅に駐車した車の中で、3歳の男児が暑い車内に閉じ込められて死亡した。

当時、母親は第2子の1歳6か月の乳児と一緒に昼寝中で、父親は庭にある小屋で作業をしていた。

男児は父親に昼寝をするよう言われたが、少なくとも45分間にわたって両親の目を盗み、車に乗り込んだ。

車はドアを内側から開けられないようにする機能「チャイルドロック」が設定されていた。

22日には、南部カルパントラの住宅街にある駐車場に止められた家族の車の中から、2歳と4歳の子どもの遺体が見つかった。

気象予報士らは、先週から始まった今回の熱波について、全国で1万5000人近くが死亡した2003年の記録的な熱波に匹敵する可能性があると警告している。(c)AFP