第4回サプライチェーン博 JETRO過去最多25社出展 中国の「シルバー経済」に商機
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【6月30日 CGTN Japanese】北京で6月22日に開幕した第4回中国国際サプライチェーン促進博覧会(以下、サプライチェーン博)には、日本を含む85の国と地域が参加しています。
第1回から日本企業の出展を取りまとめてきた日本貿易振興機構(JETRO)は、過去最多となる25社を率いて参加しました。出展ブースの面積も過去最大の約100平方メートルに拡大しています。
「ヘルスライブ(健康生活)」に特化した展示エリアでは、美容液、介護食、医療用サポーター、着圧ソックス、安眠グッズなど、デザイン性と機能性を兼ね備えた日本発の商品が注目を集めました。
JETRO北京代表処の小野寺修首席代表(兼北東アジア地域総代表)は、中国でも日本と同じように高齢化が進み、生活の質(QOL)を重視する人が増えていることが、今回の出展分野の選定の背景にあると説明しました。そのうえで、「日本で開発した技術をもって中国の市場、消費者、企業とつながり、新しい価値を創造したい」と期待を示しました。
今回の出展企業の一つが、大手食品メーカーのUmios(ウミオス)は約20年前から介護食事業に取り組んできました。これまでは、山東省の協力企業を通じて日本向け製品を生産してきましたが、中国で高齢化が進み、高品質な食品への需要も高まる中、今年から中国国内向けの生産と販売を本格的に始めました。
展示したのは、少ない量でもエネルギーとタンパク質を補いやすい介護食です。例えば、かむ力が弱くなった高齢者でも食べやすいよう、舌で潰せるほど柔らかく仕上げたムース状の弁当などを紹介しています。
介護食は、中国ではまだ広く知られた分野とは言えません。同社はまず、Umiosというブランドと、「少量で高エネルギー・高タンパク質」というコンセプトを知ってもらうことから市場を開拓していきたいとしています。
床材や壁紙、住宅建材を手がける東リ株式会社(TOLI)は1919年に兵庫県伊丹市に創業した、100年以上の歴史を持つ企業です。
会場では、浴室用の防滑性シート、壁紙、カーテンなどを展示しました。浴室は、高齢者にとって転倒などが起こりやすい場所の一つです。同社は、滑りにくさ、抗菌性、乾きやすさといった機能を通じて、より安全で快適な住環境づくりを提案しています。また、冬場の入浴時に起こりやすい、温度差によるヒートショック(血圧の急変動)への対策も含め、高齢者が安心して暮らせる住まいへの関心が高まる中国市場に向け、技術力をアピールしています。
同社の担当者は、「国際的な博覧会を通じて自社製品をより多くの人に知ってもらいたい。中国での販売を担うパートナー企業との出会いにも期待している」と語りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News