【6月30日 CGTN Japanese】中国東部・浙江省杭州市の国家版本館で6月24日午後、国宝「永楽大典」の寄贈・収蔵式がおこなわれ、長年海外に流出していた明写本「永楽大典」2冊が正式に収蔵されました。

永楽大典は明の永楽年間(1403~1424年)に編さんされた大型の類書(分類体百科事典)で、全2万2877巻、1万1095冊、約4億5000万字に及びます。春秋戦国時代から明初期までの典籍7000~8000種を採録し、内容は万象を網羅しており、引用文を一字も変えずに原文のまま収録し、「史上最大の百科事典」と称されるだけでなく、中国の古典文献を保存する重要な宝庫になっています。

今回杭州国家版本館に収蔵された2冊の永楽大典は、それぞれ明の嘉靖(1522~1566年)と隆慶(1567~ 1572 年)年間の内府写本「湖」字冊(巻2268~2269)と「喪」字冊(巻7391~7392)で、文献の補遺としての価値と学術的発展の意義を持っています。

フランスのオークションで2020年5月、2冊の永楽大典が突如現れ、古籍専門家の翁連渓氏が個人名義でオークションに参加し、この国宝を落札しました。その後、各方面の協力により、2冊の国宝は中国に戻ることができました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News