ブラジル極右も内輪もめ 前大統領の妻と長男が対立
このニュースをシェア
【6月26日 AFP】ブラジルのジャイル・ボルソナロ前大統領の妻ミシェリ氏(44)は25日、継子のフラビオ氏(45)から電話口で無礼な扱いを受けたと非難した。ボルソナロ前大統領の長男であるフラビオ氏は、10月の大統領選出馬を予定している。
ミシェリ氏とフラビオ氏はいずれも極右・自由党(PL)所属だが、大統領選に向けた同党の候補者選定をめぐって対立してきた。
ボルソナロ前大統領は、2019年から2023年まで大統領を務めたが、2022年大統領選での敗北後にクーデターを画策した罪などで禁錮27年3月の判決を言い渡され自宅軟禁中。
フラビオ氏との意見の相違が明らかになった後、ミシェレ氏は24日、インスタグラムに投稿した動画で、フラビオ氏から電話がかかってきて「非常に無礼な態度をとられた」と主張。フラビオ氏は、この主張を否定している。
ミシェリ氏自身も極右勢力の寵児で、自由党女性局の局長を務め、保守派の集会で定期的に演説している。
ボルソナロ前大統領が禁錮27年3月の判決を受けた後、党内の一部派閥からはミシェリ氏を大統領候補に推す声も上がっていた。
最終的に昨年12月、ボルソナロ前大統領の後押しを受ける形で、フラビオ氏が自由党の大統領候補に選出された。
だがフラビオ氏は、数百万ドル規模の詐欺スキームへの関与が疑われるスキャンダルが浮上して支持離れを招き、世論調査で現職のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領にリードを許している。
フラビオ氏はX(旧ツイッター)で、「私はこれまでの人生で、女性を軽視したり、虐げたり、侮辱したりしたことは一度もない。ましてや父親の妻である女性に対してそのようなことをするはずがない」と反論した。
フラビオ氏は昨年、ミシェレ氏を「権威主義的だ」と非難していたが、後に和解したと述べていた。(c)AFP