【三里河中国経済観察】アフリカ銅鉱の社歌が話題に
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【7月13日 CNS】「鉛筆の芯は俺が売る」「寝起きで見たらサッカーW杯のテーマ曲かと思った」といったコメントが相次いでいる。アフリカの中国系鉱山企業の社歌「Chambishi Copper Mine(謙比希銅鉱の歌)」がネット上で大きな話題となった。
強い日差しの下、白いシャツに黒いスラックスを身に着けたアフリカの人びとが、テントの下で「Chambishi copper mine」と情熱的に歌う。その響きが中国語の「鉛筆の芯は俺が売る」に聞こえることも、ネット上で注目を集めた。現在、同曲の動画再生回数は5000万回を超えている。多くのネットユーザーが、動画の躍動感ある音楽と高揚感に引き込まれ、「今年のサッカーW杯のテーマ曲にしてほしい」とコメントしている。
これはアフリカの楽団による新曲ではなく、中国有色鉱業集団傘下の中色アフリカ鉱業有限公司の徐来祥(Xu Laixiang)副総経理が、AIツールを使ってザンビアの「謙比希銅鉱」のために制作した社歌だ。歌詞にある「低迷を乗り越え、暗闇に耐え、再び立ち上がり、再び飛躍する」という言葉は、この100年以上の歴史を持つ鉱山の起伏に富んだ歩みをよく表している。
謙比希銅鉱は1899年、高品位の銅鉱石を大量に含む鉱山として発見された。その後、長年にわたり西側資本による収奪型の採掘を受けたが、効率や技術面の限界から1987年に操業停止を余儀なくされ、10年以上にわたって休眠状態に置かれた。
1998年、中国有色鉱業集団が謙比希銅鉱プロジェクトを引き継いだ。同社は高い技術力と実務重視の姿勢により、2003年に主鉱体の操業再開を実現。その後、西鉱体、東南鉱体の探査・開発も進め、三つの鉱体が連携する開発体制を構築した。これにより、老朽化した鉱山は再生し、年間採掘・選鉱能力400万トン超の大型鉱山へと生まれ変わった。
近年、世界的なエネルギー転換に伴い、資源の価値が再評価される中、謙比希銅鉱が位置するアフリカの戦略的重要性は急速に高まっている。アフリカは世界の重要鉱物埋蔵量の約30%を有し、銅、リチウム、コバルト、希土類、白金族金属などの戦略資源において、重要な資源地帯となっている。
世界のエネルギー転換が加速する中、中国企業は西側の植民地時代のようなゼロサム型の資源獲得競争ではなく、より開かれた実務的な姿勢でアフリカ諸国と協力し、双方が力を高め合う道を模索している。
2024年の中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)北京サミットで採択された「中国アフリカ協力フォーラム北京行動計画(2025~2027年)」では、中国がアフリカの現地バリューチェーン構築、製造業発展、重要鉱物の深加工を支援し、アフリカ5地域に中アフリカ産業協力成長圏を築くことなどが明記された。
また、2026年5月1日から、中国は国交を持つアフリカ53か国に対して全面的なゼロ関税措置を実施した。これにより中国は、国交を持つすべてのアフリカ諸国とすべての後発開発途上国に対し、一方的かつ全面的なゼロ関税待遇を実施する初の主要経済国となった。
こうした具体的な措置は、アフリカ諸国がグローバル産業チェーンにより深く参加するための新たな扉を開いている。政策面の追い風を受け、中国企業のアフリカでの取り組みも質的に変化している。謙比希銅鉱はすでに、単純な「採掘して運ぶ」段階を脱した。中国企業は同鉱山を支点に、ザンビアで垂直統合型の銅産業チェーンを構築し、ザンビア中国経済貿易協力区の建設も後押しした。同協力区には100社近い企業が進出し、現地で1万人規模の雇用を生み出している。
同時に、中国企業はザンビアの現地機関と技術協力を進め、多くの熟練技術者やエンジニアを育成してきた。単に魚を与えるのではなく、魚の捕り方を教える協力へと発展している。
一つ一つの中国プロジェクトがアフリカの地に根を下ろし、現地の人びとが実感できる暮らしの向上につながっている。「謙比希銅鉱の歌」が人の心を打つのは、現地の人々の仕事、故郷、未来への希望を歌っているからだ。それはまた、共に築き、共に創り、協力して互いに利益を得ることこそが、世界の発展の土台をより深くし、未来への道をより確かなものにすることを示している。(c)CNS-三里河中国経済観察/JCM/AFPBB News