【6月26日 AFP】ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島に創設した「クリミア共和国」のセルゲイ・アクショーノフ首長は25日、ウクライナ軍による攻撃でエネルギーインフラが損傷したのを受け、電力需要が電力供給能力を上回ることによる大規模停電を避けるため、半島全域で輪番停電を実施すると明らかにした。

クリミア最大の都市セバストポリでは24日、ウクライナ軍による攻撃で停電が起きたばかり。ウクライナ軍がロシア国内の製油所を攻撃している影響で、クリミア半島は燃料不足に直面している。

アクショーノフ首長はテレグラムで、「敵の攻撃によってエネルギーインフラが損傷した。その結果、クリミア全域で輪番停電が実施される」「停電は選択的かつ必要に応じて行われる。この件に関して、住民の皆さんのご理解をお願いしたい」と述べた。

具体的にどの地域が影響を受けるかについては言及しなかった。

これに先立ち、クリミア半島の電力供給を担うクリムエネルゴは、電力需要が電力供給能力を上回ることによる大規模停電を回避するために輪番停電を実施すると発表していた。

ウクライナは、ロシアがウクライナの民間人やエネルギーインフラを攻撃していることに対する「正当な報復」だとして、紛争を通じてロシアのエネルギーインフラを攻撃している。

ロシアは2014年にクリミアを一方的に併合したが、大半の国々はこの動きを認めていない。

ウクライナは、クリミアは自国領土の不可分の一部であり、決して割譲しないと表明している。(c)AFP