中国のW杯観戦、映画館やホテルが人気に 大画面と没入感で多様化する消費シーン
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【6月30日 CGTN Japanese】サッカーW杯北中米大会が熱戦を繰り広げる中、中国のファンの間では映画館やホテルでの観戦が新たなトレンドとなっています。
現在までに、中国映画配給の二大中核企業である中影集団と華夏映画は、北京市や上海市など150以上の都市にある全国1200館以上の映画館に対し、W杯中継の技術サポートと運営サービスを提供しています。各館では今大会の60試合以上を、正規の放映権に基づく映像信号でライブ中継する予定です。
6月中旬には、上海初の「スポーツテーマ映画館」である華夏古美影劇院がW杯期間に合わせて正式にオープンしました。同館は4K上映設備、巻き取り可能な移動式金属スクリーン、プロ仕様の音響設備に加え、専用の高速回線も敷設し、安定した中継を実現しています。400席余りの座席を開放しており、チケット価格は約40元(約950円)で、多くの市民が体験に訪れています。
業界関係者は、今大会のグループリーグは北京時間の午前中に行われる試合が多く、映画館や周辺施設の空き時間帯の活用に繋がると指摘しています。上海市映画局は、「映画館+スポーツ中継」の運営モデルが成熟したあと、市内50館への展開を計画しているとしています。
ホテルのシアタールームでの観戦も新たなトレンドとなっています。中国大手オンライン旅行会社(OTA)の同程旅行によりますと、W杯期間中、シアタールームの宿泊需要は前年同期比で47%増加しました。観戦の主力は引き続き大都市圏であり、需要上位3都市は重慶市、成都市、北京市となっています。
関連サービスを提供するホテルや民泊施設では、深夜の観戦などを見越した付帯サービスも展開しています。高画質の大型スクリーンの設置や無料のレイトチェックアウトに加え、観戦用の軽食・ドリンクセットを用意する施設が多く見られます。
中国のファンの間では、映画館やホテルでの観戦は設備が充実しているだけでなく、ファン同士で盛り上がれる雰囲気があり、周囲の人にも迷惑になりにくいと評価されています。消費の高度化に伴い、スポーツ関連の経済活動はより多様な消費シーンを生み出していくとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News