【6月25日 AFP】ペルーの大統領選・決選投票で、右派政党「フエルサ・ポプラル」党首のケイコ・フジモリ氏の勝利が確実となった。フジモリ氏は24日、自身の勝利はほぼ「覆らない」と述べる一方、国内で政治的な亀裂が生じていることを認めた。

選挙管理当局によると、開票率99.87%の時点で、フジモリ氏は左派の対立候補であるロベルト・サンチェス氏に対して4万4000票以上の差をつけてリードを確保した。未集計の票は121の投票所の約3万6300票を残すのみとなっており、左派のサンチェス氏が逆転することは不可能な状況だ。

フジモリ氏は記者会見を開き、支持してくれたペルー国民に感謝を伝えた。

開票はまだ続いているものの、現在の得票差は「覆らない結果」を示していると語ったフジモリ氏だが、世論を二分した大統領選とサンチェス氏とのわずかな票差によって、ペルーが「分断」されてしまったことも認めた。

フジモリ氏の勝利は、父である故アルベルト・フジモリ元大統領の失脚から20年以上を経て、その一族の名前が権力の座に返り咲くことを意味する。

一方、サンチェス氏は「選挙プロセスにおいて重大な違反があった」と主張し、フジモリ氏が率いる政権を承認しない意向を表明した。サンチェス氏は、約30万票にのぼる海外在住者の投票の扱いについて、選挙管理当局の運営に不適切な点があったと主張している。(c)AFP