【6月23日 AFP】欧州の大部分が記録的な高温に見舞われる中、フランスで22日、車内から2人の子どもが遺体で見つかった。

死亡した子どもは2歳と4歳で、南部カルパントラの住宅街にある駐車場に停められていた家族の車の中で発見された。捜査当局は、死亡の原因は熱波の可能性が高いとの見方を示している。

欧州を襲っている今回の熱波によって、高齢者や弱者を保護するための警報が当局から発令され、屋外イベントの中止、交通機関の混乱、学校の休校、在宅勤務の指示などの影響が出ている。

専門家たちは、繰り返し発生する熱波は地球温暖化の明確な兆候だと指摘しており、今後はさらに頻繁に、より長く、そしてより激しさを増していくと警告している。

フランス気象局によると、同国の6月の平均気温は過去最高記録を更新し、猛烈な暑さのために全国で1350校以上の学校が休校となった。

暫定値によると、昼夜の平均気温は29.2度に達し、これまでの最高記録だった2025年6月30日の数値を塗り替えた。

気象局は熱波の危険度を示す四つの警戒レベルのうち最も高い「赤色警報」の対象をフランス全土の半数以上の県に拡大した。人口の過半数に当たる約3900万人が対象となる。

政府の緊急対策班は、先週末に13人が水死したことを受け、湖や川などの監視員がいない水域で涼をとろうとしないよう国民に警告した。ドイツでも先週末、5人が水の事故で死亡した。

フランス気象局によると、最高気温は南西部ボルドーで43度、首都パリで39度まで上昇すると予想されている。

スペインの首都マドリードやコルドバでも22日に40度を観測した。(c)AFP