【6月23日 AFP】フランスの女性テレビ司会者が、サッカーW杯北中米大会に出場するベルギー代表FWジェレミー・ドク選手(24)が妻の出産に立ち会うために試合を欠場するかもしれないことについて、軽蔑的な発言をしたとして、自身の番組から降板させられた。

ドク選手は、妻が7月第2週に第1子を出産予定だったため、ベルギーが決勝トーナメントに進出した場合、その試合を欠場する可能性があった。

フランスのスポーツ紙レキップが運営するテレビ局「レキップTV」の司会者フランス・ピエロン氏は19日、「あなたの立場になれるなら人殺しすら辞さないサッカー選手が何百人もいる。それなのに、あなたはすべてを投げ出して出産に立ち会おうとしている。失礼ながら、へどが出るほど不快だ。出産で父親は何の役にも立たない」と述べた。

ソーシャルメディアで激しい反発が起きたことを受け、ピエロン氏は謝罪した。だが、レキップTVは22日、番組の今シーズンが終了する7月3日まで、ピエロン氏の出演を見合わせると発表した。

レキップTVは、「グループの価値観とはかけ離れたこれらの発言から距離を置き、当該サッカー選手に謝罪したい」と述べた。

ベルギーサッカー協会は22日、ドク選手夫妻に第1子となる男児が誕生し、「プレイズ」と名付けられたと発表した。

ドク選手は23日、米シアトルでチームに合流する。(c)AFP