シリア大統領、レバノン軍事介入を否定 トランプ氏の関与示唆受け
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【6月22日 AFP】シリアのアハマド・シャラア大統領は21日、ドナルド・トランプ米大統領が「(親イラン武装組織)ヒズボラとの戦いにシリアが関与する可能性がある」と繰り返し示唆したことを受け、イスラエルとヒズボラの戦闘が続くレバノンへの軍事介入を行う意図はないと否定した。
シャラア氏はアラビア語のテレビ局「アル・マシュハド」が放映したインタビューの中で、「われわれが模索しているのはレバノンとシリアの間の『経済的なチャネル(経路)』であり、軍事的なものではない」と語った。
これに先立ち、トランプ氏は21日にFOXニュースに対し、「イスラエルがヒズボラを排除できないことに失望している」と述べ、同武装組織との戦いに言及しながら「(対処を)シリアに譲り渡す寸前だ」と付け加えていた。
なお、地域紛争の終結に向けて署名された米イラン間の覚書にはレバノンも含まれており、20日夜以降、戦闘は一時的に停止している。
トランプ氏は、フランスで開催された先週のG7サミットでも、「もしイスラエルが他の人々を巻き込むことなく(ヒズボラへの)任務を遂行できないのであれば、シャラア氏がその任務を果たすだろう。シリアがやるはずだ」と言及していた。
ヒズボラは長年、シリアを支配したバッシャール・アサド氏側の兵力としてシリア内戦を戦った過去がある。そのため、2024年に旧アサド政権を崩壊させて権力を握ったシャラア氏ら新政権には、同組織に対する強い警戒心がある。
また、シリアは1975年〜1990年のレバノン内戦での軍事介入以降、数十年にわたり隣国レバノンへの影響力を行使し、2005年になってようやく撤退したという歴史がある。そのため、新たな軍事介入を行うことは極めてハードルが高い。
ヒズボラと交渉の席につく可能性があるかという質問に対し、シャラア氏は「それがレバノンの利益に叶い、シリアの利益を守ることになるのであれば、拒む理由はない」と答えた。(c)AFP