FIFA会長のW杯プライベートジェット移動に批判、1時間搭乗で一般人「1年分のCO2」排出
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【6月22日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、サッカーW杯(ワールドカップ)北中米大会で多忙な日々を送っており、できるだけ多くの試合を観戦しようとする飽くなき渇望が、環境活動家たちの間で不穏な動きを生んでいる。活動家らは、インファンティーノ氏の気候変動に対する無関心さに疑問を呈している。
インファンティーノ氏は、メキシコのメキシコ市とグアダラハラ、米ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、カンザスシティ、ヒューストン、カナダのバンクーバーとわずか7日の間に10回スタンドに姿を現しており、そのためプライベートジェットをフル稼働させている。
インファンティーノ氏はこれまでにもプライベートジェットを頻繁に使用しており、2024年9月に調査報道機関の「ジョシマール」は、同氏がそれまでの過去3年間で37万2822マイルを飛行していたと明らかにしている。
しかし、米国、メキシコ、カナダの3か国にまたがり、史上初めて48チームが参加して行われている今回のW杯は、その慣習を増幅させている。
カーボンフットプリントの評価を専門とするフランス企業「グリーンリー」は今週、「この飛行機にわずか1時間搭乗するだけで、平均的な人間が丸1年で排出する量とほぼ同等の量(の二酸化炭素)を排出することになる」と指摘している。
仮にインファンティーノ氏が決勝トーナメント2回戦の終わりまで1日に二つの都市を巡り続け、その後残る8試合を観戦した場合、グリーンリーの試算によると、大会期間中に同氏の飛行機だけで「300〜500トンという、弁明の余地のない範囲の二酸化炭素」を蓄積することになるという。これは「フランス人約35〜55人の年間排出量」に匹敵する。
環境保護団体グリーンピース米国支部の海洋キャンペーン部長ジョン・ホセバー氏はインスタグラムに「幹部たちが環境汚染の激しいプライベートジェットで毎日飛行することは、FIFAが気候変動の原因を認識しているというメッセージにも、解決策の一部になるという責任を感じているというメッセージにも全くなっていない」と辛らつに批判した。
FIFAは会長の移動について、幹部らは「何が最も効率的で費用対効果が高いか」に基づき民間機かプライベートジェットかを選択しており、いかなる場合も組織が移動費用をカバーしていると強調し、擁護している。(c)AFP