〜報酬・働き方・キャリアパスの再設計が、エンジニア組織の未来を左右する〜

株式会社キッカケクリエイション(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川島 我生斗)は、25〜39歳の非管理職(係長・課長補佐相当以下)のITエンジニア428名を対象に、ITエンジニアの「管理職離れ」に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

 

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01|25〜39歳の非管理職ITエンジニアの約半数が、「管理職になりたくない」と回答、理由は「報酬が見合わない」が54.7%で最多

02|72.2%が、職場で管理職への「割に合わない」「なりたくない」というネガティブイメージの広がりを実感

03|約7割が、「1社での昇進」より「副業・複業で技術の幅を広げること」に魅力、収入源の分散やリスク回避が背景

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108838/202606150873/_prw_PT1fl_Kk07Bsic.png】

 

■調査概要

調査名称:ITエンジニアの「管理職離れ」に関する実態調査

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間:2026年3月25日〜同年3月26日

有効回答:25〜39歳の非管理職(係長・課長補佐相当以下)のITエンジニア428名

 

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

 

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■非管理職ITエンジニアの半数が、将来の管理職を希望する一方、「なりたくない」層も47.5%

「Q1. あなたは、将来的に管理職(課長相当以上)になりたいと思いますか。」(n=428)と質問したところ、「非常にそう思う」が15.2%、「ややそう思う」が34.8%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606150873-O2-t9GGQ118】

・非常にそう思う:15.2%

・ややそう思う:34.8%

・あまりそう思わない:22.0%

・全くそう思わない:25.5%

・わからない/答えられない:2.6%

 

■管理職を避ける理由、「業務量や責任が増える割に報酬が見合わない」が54.7%でトップ

「Q2. Q1で「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と回答した方にお聞きします。管理職になりたくないと思う理由を教えてください。(上位3つまで回答可)」(n=203)と質問したところ、「業務量や責任が増える割に報酬が見合わないから」が54.7%、「上司と部下の板挟みになるストレスが大きいから」が44.8%、「残業代がつかなくなるなど実質的な手取りが減る可能性があるから」が29.1%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606150873-O3-Pqt3prAN】

・業務量や責任が増える割に報酬が見合わないから:54.7%

・上司と部下の板挟みになるストレスが大きいから:44.8%

・残業代がつかなくなるなど実質的な手取りが減る可能性があるから:29.1%

・マネジメントより、技術的な課題解決にやりがいを感じるから:16.3%

・今の働き方の柔軟性(リモートワーク・フレックス等)を手放したくないから:15.8%

・技術から離れ、エンジニアとしての市場価値が下がるから:15.3%

・コードを書いたり技術に触れる時間がなくなるから:11.3%

・身近に魅力的なエンジニアリングマネジャーのロールモデルがいないから:7.4%

・その他:1.5%

・わからない/答えられない:5.9%

 

■7割以上の非管理職ITエンジニアが、職場で管理職への「割に合わない」「なりたくない」というネガティブイメージの広がりを実感

「Q3. お勤め先では、管理職に対して「割に合わない」「なりたくない」といったネガティブなイメージが広がっていると感じますか。」(n=428)と質問したところ、「非常にそう感じる」が22.2%、「ややそう感じる」が50.0%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606150873-O4-3Gxi8gkh】

・非常にそう感じる:22.2%

・ややそう感じる:50.0%

・あまりそう感じない:16.1%

・全くそう感じない:3.5%

・わからない/答えられない:8.2%

 

■非管理職ITエンジニアが給与以外に重視すること、第1位「柔軟な勤務時間や働く場所の自由度」、第2位「心理的安全性のある職場環境」

「Q4. あなたが仕事において、給与以外に重視していることを教えてください。(上位3つまで回答可)」(n=428)と質問したところ、「柔軟な勤務時間や働く場所の自由度」が51.4%、「心理的安全性のある職場環境」が40.9%、「技術的にチャレンジングな仕事への関与」が24.1%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606150873-O5-6cfcHJq3】

・柔軟な勤務時間や働く場所の自由度:51.4%

・心理的安全性のある職場環境:40.9%

・技術的にチャレンジングな仕事への関与:24.1%

・最新の技術やスキルを習得できる環境:22.9%

・仕事の裁量権や自律性:22.9%

・明確なキャリアパスや成長の見通し:15.4%

・上司や同僚からの技術的な承認・評価:11.2%

・その他:0.7%

・特に重視していない:5.1%

・わからない/答えられない:3.5%

 

■65.5%の非管理職ITエンジニアが、「1社での昇進」より「副業・複業で技術の幅を広げること」に魅力と回答

「Q5. あなたは、自身のキャリアにおいて、「1社での昇進・昇格」よりも「副業・複業などを通じて技術の幅を広げること」の方に魅力を感じますか。」(n=428)と質問したところ、「非常にそう思う」が15.7%、「ややそう思う」が49.8%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606150873-O6-w99rp62y】

・非常にそう思う:15.7%

・ややそう思う:49.8%

・あまりそう思わない:18.5%

・全くそう思わない:8.9%

・わからない/答えられない:7.2%

 

■副業・複業に魅力を感じる理由、「収入源の複数化で経済的安定」と「会社依存リスクの分散」がともに5割超に上る

「Q6. Q5で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。副業・複業などを通じて技術の幅を広げることに魅力を感じる理由を教えてください。(複数回答)」(n=280)と質問したところ、「収入源を複数持つことで経済的に安定するから」が51.4%、「1つの会社に依存するリスクを分散したいから」が50.4%、「自分の技術力を複数の領域で証明し、市場価値を高めたいから」が28.9%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606150873-O7-C6y199z4】

・収入源を複数持つことで経済的に安定するから:51.4%

・1つの会社に依存するリスクを分散したいから:50.4%

・自分の技術力を複数の領域で証明し、市場価値を高めたいから:28.9%

・本業では触れられない技術スタックを経験したいから:25.4%

・自分の好きな技術や興味のある分野に携わりたいから:22.1%

・組織の中での昇進競争に興味がないから:20.0%

・時間や場所に縛られない働き方を実現したいから:15.0%

・その他:0.4%

・わからない/答えられない:0.4%

 

■「昇進より副業で好きに稼ぎたい」「一社での昇給には限界」などの声も

「Q7. Q6で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q6で回答した以外に、副業・複業を含む複数の仕事で技術の幅を広げることに魅力を感じる理由があれば、自由に教えてください。」(n=279)と質問したところ、123の回答を得ることができました。

 

<自由回答・一部抜粋>

・本業だけでは働くうえで視野が狭いと感じ、自分の好きな時間で好きな仕事を副業として働きたいから。

・昇進に伴う業務内容や精神的負担に対して、給与が割に合わない。それなら副業で好きなように稼いだほうがいい。

・本業とはかけ離れた職種の副業(普段では得られない視点からの知見を獲得する)。

・一社での昇給には限りがあり、大きな増額はないので、分けたほうが良い。

・将来子供を産んだ後も収入を確保できそうだから。

 

■非管理職ITエンジニアが管理職を引き受ける条件、「年収100万〜200万円増」が27.1%で最多、「金額に関わらずなりたくない」も13.3%

「Q8. あなたは、現在の年収に加えてどの程度年収が上がるなら、管理職(課長相当以上)を引き受けてもよいと思いますか。」(n=428)と質問したところ、「100万円以上200万円未満」が27.1%、「300万円以上」が19.6%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606150873-O8-kl633puo】

・50万円未満:3.3%

・50万円以上100万円未満:15.7%

・100万円以上200万円未満:27.1%

・200万円以上300万円未満:15.4%

・300万円以上:19.6%

・金額に関わらず管理職にはなりたくない:13.3%

・わからない/答えられない:5.6%

 

■非管理職ITエンジニアが管理職に魅力を感じる条件、「柔軟な働き方の維持」(38.1%)、「報酬体系の見直し」(34.6%)が上位に

「Q9. あなたは、管理職のあり方がどのように変われば、管理職に魅力を感じると思いますか。(複数回答)」(n=428)と質問したところ、「管理職でも柔軟な働き方(リモートワーク・フレックス等)ができること」が38.1%、「業務量や責任に見合った報酬体系への見直し」が34.6%、「管理職にならなくても昇給・昇格できるスペシャリスト(IC)コースの整備」が30.8%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606150873-O9-PtNP1CI4】

・管理職でも柔軟な働き方(リモートワーク・フレックス等)ができること:38.1%

・業務量や責任に見合った報酬体系への見直し:34.6%

・管理職にならなくても昇給・昇格できるスペシャリスト(IC)コースの整備:30.8%

・管理職の業務範囲や責任の明確化:29.0%

・管理職でも一定の時間を技術業務(コーディング・設計等)に充てられる役割設計:26.9%

・マネジメント初心者向けの研修やメンタリング制度の充実:13.6%

・管理職とスペシャリストを柔軟に行き来できるキャリアパスの整備:9.6%

・その他:0.7%

・特にない:6.8%

・わからない/答えられない:5.6%

 

■「管理職は罰ゲーム」「技術方面への方向転換ができれば」などの声も

「Q10. Q9で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q9で回答した以外に、管理職のあり方がどのように変われば魅力を感じるか、自由に教えてください。」(n=375)と質問したところ、166の回答を得ることができました。

 

<自由回答・一部抜粋>

・管理職の方が心身共に楽になり、給与も倍貰えるなら考えてもよい。現実は心身共にハードになり、プレイングマネージャーを求められ、上も下も言う事をきかず、微々たる管理職手当の代わりに残業代がつかない。こんな罰ゲームを望むわけがない。

・経営者や役員からの無茶振りや無駄な会議などが無く、自分の裁量で業務が回せるようになること。

・管理職はプロジェクトの規模によっては、仕事の量が膨大になってしまうので、ある程度仕事をセーブできるようなしくみがあれば魅力を感じる。

・向いてないと思った時、技術方面にいきたいときに方向転換できる。

・管理職研修と研修後のフォローアップが充実していれば魅力を感じる。

 

■まとめ

今回は、25〜39歳の非管理職(係長・課長補佐相当以下)のITエンジニア428名を対象に、ITエンジニアの「管理職離れ」に関する実態調査を実施しました。その結果、47.5%が「管理職になりたくない」と回答し、72.2%が職場で管理職へのネガティブイメージの広がりを実感していることが明らかになりました。

 

まず、管理職になりたくない理由では「業務量や責任が増える割に報酬が見合わない」(54.7%)が最多で、「上司と部下の板挟みになるストレス」(44.8%)が続きました。キャリア志向では、「1社での昇進」より「副業・複業で技術の幅を広げること」に魅力を感じるエンジニアが65.5%を占め、その理由として「収入源を複数持つことで経済的に安定する」(51.4%)、「1つの会社に依存するリスクを分散したい」(50.4%)が上位でした。管理職を引き受ける条件では「100万円以上200万円未満」の年収増が27.1%で最多となり、「金額に関わらずなりたくない」も13.3%存在しました。管理職に魅力を感じる条件としては「柔軟な働き方ができること」(38.1%)、「報酬体系への見直し」(34.6%)、「スペシャリスト(IC)コースの整備」(30.8%)が上位に並びました。

 

本調査から、ITエンジニアの「管理職離れ」は単なる意欲の低下ではなく、志望度が真っ二つに拮抗する中で生じている、旧態依然とした役割設計への「合理的な回避」であることが浮き彫りになりました。また、副業・複業への関心の高さは、1つの企業に依存せず「キャリアをポートフォリオ化」しようとする最新トレンドの表れといえます。優秀な人材の確保と組織の持続的成長のためには、抜本的な報酬体系の見直しに加え、海外テック企業で主流の「スペシャリスト(IC)コース」の整備など、管理職を“自己犠牲を伴う役割”から“魅力的な選択肢”へと再定義する、次世代のキャリアパス提示が急務と言えるでしょう。

 

 

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設立  :2020年3月26日

代表者 :代表取締役 川島 我生斗

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