【6月19日 AFP】フランスで行方不明になっていた11歳女児リアナさんの遺体が見つかった事件で、検視の結果、アナさんが死亡する前にレイプされていたことが判明した。消息筋が18日に明らかにし、フランスの司法制度の機能不全を浮き彫りにし、国民を激怒させた。事件における疑惑が裏付けられた。

リアナさん5月29日に南西部の町フルーランスで行方不明となり、約1週間後に使われていないサイロの中で遺体となって発見された。

容疑者は41歳の男で、リアナさんの友人の父親。隣村で家族と一緒に暮らしていた。過去には複数の学校で働いた経験もある。

過去に2回、児童に対するレイプの罪で正式に告訴されたが、1回は起訴を取り下げられ、もう1回は手続きが遅れ野放しにされていた。

後者に当たる直近の事件では昨年8月に告訴されたが、警察は一度も出頭要請を行っていなかった。

2022年の政府報告書では、児童性的虐待事件を適切に捜査するための人員や時間が不足していることが指摘されていた。

同報告書によると、事件の70%で、捜査官は容疑者から事情を聴取した後、携帯電話やカメラ、パソコンなどの解析を行っていなかったという。

子どもへの近親姦および性的虐待に関する独立委員会「CIIVISE」によると、児童性的虐待事件のおよそ4件中3件で、捜査が途中で打ち切られている。

児童性的虐待事件のうち、有罪判決に至るのはわずか7%で、レイプ事件に限ると、その割合はわずか3%まで低下するという。(c)AFP