【6月19日 CGTN Japanese】米政府はこのほど、外国企業・機関と米国在住の外国人すべてに対し、米国のAIスタートアップ企業アンソロピック社の二つの最新AIモデルの使用を禁止することを決定しました。米国側の6月13日付発表によると、米アマゾン社と米当局者との間の協議が、この決定を最終的に後押しした形になったとのことです。アマゾン側は、アンソロピック社の最新AIモデルに脆弱(ぜいじゃく)性が存在すると指摘しました。

関係筋によると、アマゾンのアンディ・ジャシーCEOがベッセント財務長官を含む米当局者と協議した際、アマゾンの研究者が一連のプロンプトを用いて、アンソロピック社の最新AIモデルの一つから、本来は制限されているはずのサイバー攻撃に利用可能な情報を引き出すことに成功したと説明したとのことです。

その後、米政府はこの問題への対応策を協議し、アマゾン側の主張を検証しました。最終的に米当局者らは、外国企業・機関と外国人によるモデルへのアクセスを遮断することが最も直接的な方法であると判断しました。

アンソロピック社は6月12日に発表した声明の中で、「政府には安全でない利用を阻止する権限があるが、透明性があり、公平で、技術的な事実に基づいた法定手続きを通じて行使されるべきであり、現在の政府の対応はそうした原則に沿っていない」と述べました。

アナリストらは、米大統領が最近AIモデルの審査強化に関する大統領令に署名したこと、また米政府がAI企業への出資を検討しているという情報が伝えられていたことを踏まえ、現政権がAI産業に対する支配力を強化しようとしていると分析しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News