【6月12日 AFP】サッカーW杯北中米大会に出場するコートジボワール代表とセネガル代表を応援しようとしていた国内のサポーターが、米国ビザ(査証)の発給を拒否されたことが明らかになった。

コートジボワール・エレファンツ全国サポーター委員会(CNSE)の委員長およびセネガルのスポーツ省幹部がAFPに語ったところによると、代表チームを追って応援するという夢を打ち砕かれたサポーターたちは、大きなショックを受けているという。

CNSEのジュリアン・クアディオ・アドニス委員長は、「米国政府がコートジボワールを含む特定の国のサポーターを入国させたくないと考えているため、サポーターたちは遠征を中止した。米国側は、われわれのサポーターの入国を望まないとはっきりと伝えてきた。この状況は、チームを応援するという私たちの神聖な義務を果たすことを阻むものであり、深く傷ついている」と述べた。

CNSEは同国スポーツ省の管轄下で活動しており、海外へ赴く少数の遠征サポーターのためにツアーを企画している。

コートジボワールは、グループステージの3試合のうち2試合を米フィラデルフィアで行う予定で、14日にエクアドル、25日にキュラソーと対戦する。この間に行われるドイツ戦は、カナダ・トロントで開催される。

アドニス氏によると、CNSEの幹部数人だけは渡航が許可されており、彼らが「米国に拠点を置くコートジボワール人サポーターの世話をする」ことになるという。

一方、セネガル・スポーツ省のヌデイェ・ドーム・ティウフ氏は、「米国によるビザ発給の制限により、代表団を派遣できないのは今回が初めてだ」とAFPに述べた。

同省は、費用をすべて国が負担する形でさまざまなサポーター組織の会長たちを派遣しようとも試みたが、そのビザ申請もすべて却下された。

セネガル代表が確実に声援を受けられるよう、政府は米国内に居住するセネガル市民に対し、1試合あたり400枚のチケットを配布する予定となっている。

セネガルは、グループステージの3試合のうち2試合を米ニュージャージーで行う予定で、16日にフランス、22日にノルウェーと対戦。グループ最終戦はトロントでのイラク戦となっている。

11日に開幕を迎えたW杯だが、多くの試合が開催される米国のビザ政策に翻弄(ほんろう)されている。

先週にはイラン代表のサポートスタッフの一部が入国を拒否され、さらにソマリア人審判オマル・アルタン氏も入国が認められなかった。(c)AFP