エルニーニョ現象が発生 過去最大級の可能性 米海洋大気庁
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【6月12日 AFP】米国立海洋大気庁(NOAA)は11日、世界各地に異常気象をもたらすエルニーニョ現象が発生したと発表し、過去最大級になる可能性があると指摘した。
NOAAは最新のアドバイザリーで、11月から来年1月の間に、「非常に強い」エルニーニョが発生する確率は63%で、「記録のある1950年以降で最大のエルニーニョの一つになる可能性がある」と発表した。
エルニーニョは、中央および東部赤道太平洋の表面温度を上昇させ、風、気圧、降雨パターンに世界的な変化をもたらす自然の気候現象で、通常は2〜7年ごとに発生し、約9〜12か月持続する。
大規模なエルニーニョは、アマゾンやインドネシア、オーストラリアの一部での干ばつやインドにおけるモンスーンの乱れ、熱帯地域全体での降雨パターンの変化をひきおこす。
専門家は、地球温暖化が進行する中、エルニーニョはその影響を増幅させ、極端な気象現象につながる可能性があると指摘する。
米国に拠点を置くNPO「憂慮する科学者同盟(UCS)」のマーク・アレッシ氏は、「気候変動と潜在的なスーパーエルニーニョ現象は、非常に悪い組み合わせだ」「エルニーニョは自然に発生する現象だが、気候変動がエルニーニョ現象をより強烈にしている」と述べた。
ナイロビを拠点とする気候・エネルギーシンクタンク「パワーシフトアフリカ」のモハメド・アドウ所長も「これは単なる気象予報ではなく、『恐れるべき死の警鐘』だ」と強調した。(c)AFP