【6月9日 AFP】米首都ワシントンの総合文化施設「ケネディ・センター」は8日、公式ウェブサイトからドナルド・トランプ米大統領の名前を削除した。

トランプ氏は昨年、第2期のスタートとともに同センターの会長に就任し管理権を掌握。昨年12月には、トランプ氏の支持者で固められた運営委員会が施設を「トランプ・ケネディ・センター」と改名することを決議し、建物のファサード(正面)にあるケネディ氏の名前の上に、大きな文字でトランプ氏の名前が追加された。ウェブサイトにも両者の名前が並んで掲載されていた。

しかし連邦地裁のクリストファー・クーパー判事は5月29日、「センターの名称変更権は議会にのみある」として改名を違法と判断。14日以内に建物や関連資料からトランプ氏の名前を削除するよう命じた。また、7月から予定されていた「2年間の改修のための施設閉鎖」というトランプ氏の要求も一時的に差し止めた。

これに対し怒りをあらわにしたトランプ氏は、同施設の管理権を放棄する方針を表明。自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「施設を物理的、経済的、芸術的に復活させる自由がないのであれば、絶望的な『ネバー・ネバーランド』への旅になりかねない不毛な試みを続けることには一切興味がない」と反発し、施設から手を引く意向を示していた。

なお、ウェブサイトからは名前が削除されたものの、建物正面のトランプ氏の名前は当面の間、残ることになるという。(c)AFP