【6月9日 AFP】4月の停戦合意以降初めてとなる大規模な攻撃の応酬を行ったイスラエルとイランは8日、ドナルド・トランプ米大統領が自制を呼びかける中、相互への敵対行為を停止したと発表した。

ただ、イランはイスラエルがレバノンで親イラン武装組織ヒズボラに対する攻撃を続ければ、攻撃を​再開すると警告。一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランが攻撃を再開すれば「全力で応じる」と主張し、緊張は続いている。

イランは7日、4月8日に停戦が発効して以来初めてミサイルをイスラエルに向けて発射した。対するイスラエルはイラン西部と中部の軍事拠点を攻撃。この交戦による双方の死傷者は報告されていない。

トランプ氏は8日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、「イスラエルとイランは即座に『撃ち合い』をやめるべきだ」と述べ、進行中の和平交渉について「無知や愚かさ」によって台無しになりかねないと警告した。

これを受け、ネタニヤフ氏は「前線での炎は収束した」と述べ、イランに対する軍事行動の停止を明らかにした。

イランも攻撃を停止すると表明したが、イスラエルがレバノンでの攻撃を続ければ再び攻撃すると警告。一方のネタニヤフ氏は「イスラエルには自衛の権利がある」「イランが再び我々に攻撃を仕掛けるという過ちを犯せば、全力で応じる」と述べた。

イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は8日、ヒズボラによるイスラエル北部への攻撃の報復としてレバノンの首都ベイルート南部を攻撃すると警告した。

イスラエル軍は8日もレバノン南部での攻撃を継続し、レバノン保健省によると、少なくとも14人が死亡した。(c)AFP