【6月8日 AFP】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は8日、中国の習近平国家主席が2日間の日程で北朝鮮・平壌に到着した中、韓国は北朝鮮の非核化を諦めるべきではないと述べた。

この日、就任1周年を迎えての記者会見に臨んだ李氏は、「われわれ自身が核武装を追求することはできないため、非核化という目標を諦めるべきではない」と語った。

習氏の訪朝は、最近中国が米国のドナルド・トランプ大統領やロシアのウラジーミル・プーチン大統領を個別に迎え、さらに北朝鮮と米国との核交渉が行き詰まったままの中で行われた。

米国にとって最大の地政学的ライバルである中国は、度重なる国際制裁に苦しむ北朝鮮にとって、主要な貿易相手国であり、外交的・経済的支援の重要な供給源であり続けている。

米ホワイトハウスは先月、北京での首脳会談において、習氏とトランプ氏が「北朝鮮を非核化するという共通の目標を確認した」と発表していた。

しかし、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)党部長は7日、同国の核開発計画について「引き返せない一線」であると述べている。

李氏は、北朝鮮の核開発に対抗するために韓国政府が原爆の保有を目指すべきではないとし、その理由として地域における潜在的なドミノ倒し効果を挙げた。

「もし韓国が核武装を追求すれば、本当に日本が黙っていると思うか? あるいは台湾はどうだ?」と李氏は問いかけ、「誰もが最終的に核を保有することになり、地域全体が核の火薬庫と化してしまうだろう」と続けた。

非核化交渉について李氏は、まずは核物質のさらなる生産凍結の確保など、「限定的な短期目標」を設定すべきであるとの見解を示した。(c)AFP