【6月8日 AFP】イスラエル軍は7日、イランがミサイルをイスラエルに向けて発射したと発表した。イスラエルに対するイランのミサイル攻撃は4月8日に停戦が発効して以来初めて。

イスラエル軍によると、イランから合計11発のミサイルが発射され、すべて迎撃したという。

ハイファやカエサリア、ハデラを含むイスラエル北部および中央部で空襲警報が鳴り響いた。イスラエル当局は、ミサイルによる死傷者の報告はなかったが、一部の住民が避難所に向かう際に負傷したという。

イランの革命防衛隊(IRGC)は声明を発表し、今回のミサイル攻撃は、イスラエル軍が親イラン武装組織ヒズボラを標的にレバノンの首都ベイルート南部郊外を攻撃したことへの報復だと主張した。

IRGCは「今夜の作戦は警告だ」とし、イスラエルがレバノンでの攻撃を続ければ「対応はより広範囲に及び、地域内のすべての米国・シオニストが標的になる」と強調した。

イスラエル軍のエフィ・デフリン報道官は声明で「イランのテロリスト政権は再びテロの道を選ぶという重大な過ちを犯した」と述べた。

イスラエル軍のエヤル・ザミール参謀総長も声明で、「命令が下され次第、敵を力で攻撃する」と警告した。

ドナルド・トランプ米大統領は7日、米ニュースサイト「アクシオス」に対し、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相にイランへの反撃をしないよう電話で求める考えを示した。

トランプ氏は「イランの攻撃で誰も傷つかなかった。イスラエルが報復しないことを願っている」と述べた上で「我々はイランとの最終合意に非常に近づいている。それは良い合意になるだろう。今起きていることのせいで、それが台無しになるのは望まない」と懸念を示した。

米国とイスラエルがイランに対する軍事作戦を開始してから100日が経過する中、戦闘終結に向けた交渉は難航しており、今回の攻撃で先行きはさらに不透明になった。(c)AFP