【6月5日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は4日、下院がイランに対する軍事行動を議会の承認なしに続けることができないよう制限する戦争権限決議案を可決したことを激しく非難し、この「非愛国的」な動きがイランとの戦闘終結に向けた交渉を妨害したと主張した。

戦争権限決議案は、下院で主導権を握る共和党の議員4人がトランプ氏に造反して賛成に回り、賛成215、反対208で可決された。今後は上院へと送られる。上院で可決されてもトランプ氏には拒否権があるため、決議は象徴的なものにすぎない。

だが、3か月前に戦闘が始まって以来、下院が対イラン軍事作戦を縮小するようトランプ氏に強制することを目的とした法案を可決したのは初めて。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「私がまさにイラン・イスラム共和国との戦争を終わらせるための最終交渉を行っている最中に」採決が行われたと不満をあらわにし、「いったい誰がこのような非愛国的なことをするのだろうか。彼らは交渉がどのような状況にあるか知っているはずだ」と付け加えた。

トランプ氏は「(民主党は)数多くの勝利を収めて来た私に新たな勝利をもたらすくらいなら、わが国が失敗する方がマシだと考えている」と主張。

さらに、「(造反した)共和党議員4人の場合は話が違う。彼らはスタンドプレー(売名行為)をしている。恥を知れ」と非難した。(c)AFP