【6月4日 AFP】イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師は4日、中東紛争で「決定的な大敗」を喫した米国とイスラエルが、今度はイラン国民の間に「分断」を生み出そうと画策しているとして両国を非難した。

モジタバ師は声明で「悪意ある敵」が国民の間に「疑念、絶望、恐怖、不信、そして分裂の種を植え付けようとしている」と指摘し、「これらの悪意に立ち向かうため、誰もが不屈の精神と洞察力を持ち、団結と結束を維持することでその邪悪な計画を無力化しなければならない」と述べた。

このメッセージは、イラン・イスラム革命の創始者ルーホッラー・ホメイニ師の没後37年を記念する式典で、礼拝導師によって読み上げられた。今年3月に前最高指導者の父(アリ・ハメネイ師)の跡を継いだモジタバ師は、就任以来一度も公の場に姿を現しておらず、今回の式典でも本人の椅子は空席のままだった。

中東での紛争は4月8日の停戦合意で一時停止され、その後、恒久的な終結を目指す直接および仲介による交渉が行われているが、いまだ合意には至っていない。(c)AFP