【6月1日 AFP】中国外務省は1日、小泉進次郎防衛相が「根拠のない」主張を広め、混乱を招いていると非難した。小泉氏はこの前日、アジア安全保障会議で、中国政府を暗に批判していた。

小泉氏はシンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアログ)で演説し、中国を念頭に「十分な透明性を欠いたまま」軍事力を拡大しており、その軍事活動は「日本にとって深刻な懸念事項」となっていると述べた。

この発言を受け、中国外務省の林剣報道官は記者会見で、小泉氏のコメントは「完全に根拠がない」と一蹴。「一連の歴史的・法的な事実や数字の前には、いかにも説得力に欠け、無力に映る」と述べた。

さらに林氏は、「この日本の高官は意図的に話をすり替え、混乱を引き起こそうとしている」と非難し、「日本のいわゆる対話は偽善に過ぎず、見せかけのパフォーマンスであり、真の誠意は全くない」と続けた。

日中両国をめぐっては、昨年11月に高市早苗首相が、中国が台湾への軍事侵攻を試みた場合に日本が軍事介入する可能性を示唆して以降、激しい外交的対立が続いている。

高市早苗政権の下で、日本政府は従来の平和主義的な方針から、米国が容認・後押しする「積極的な防衛政策」へのシフトを一段と早めている。

高市政権の下で、日本政府は従来の平和主義的な方針から、米国が後押しする「積極的な防衛政策」へのシフトを一段と加速させており、中国側はこれを地域を不安定化させる「新型軍国主義」として猛反発している。(c)AFP