【6月1日 AFP】イラン外務省のエスマイル・バカエイ報道官は1日の定例記者会見で、現時点で米国との間にイランの核開発計画の核心に迫るような対話は行われていないと述べた。その上で、現在の最優先事項は中東地域における紛争の終結だと強調した。

バカエイ氏は「われわれは、核問題に関していつ行動すべきかを理解している。核問題の具体的な内容に関する交渉は行われていない。現段階におけるわれわれの最優先事項は、戦争を終わらせることだ」と述べた。

同氏はまた、イラン領内への攻撃をめぐり一時的な軍事的緊張が高まる中、米国が停戦合意に違反し続けていると非難。「米国は今朝も含め、停戦に違反している」と指摘し、「イランの国家安全保障を守るために必要と判断するあらゆる措置を講じる」と警告した。

その他、イスラエルがレバノンでの軍事作戦を拡大している現状に触れ、レバノンにおける停戦は、米国とのいかなる合意を形成する上でも欠かせない条件であるとの認識を示した。

同氏は「紛争を終結させることを目的としたあらゆる(米国との)合意において、レバノンでの停戦が必須の条件であるとわれわれは主張する」と述べ、米国側を強く牽制した。(c)AFP