【6月8日 東方新報】1週間にわたる2026年上海科技フェスティバルが23日、開幕した。今年も「科学技術で暮らしをより良く」をテーマに、市民参加型の科学技術カーニバルとして開催される。先端技術と都市生活が深く交わる交流の場を設け、開幕式、テーマ会議、科学普及施設の開放、科学普及コンテスト、科学普及と文化観光の融合、メディアによる科学普及、閉幕イベントの7分野を展開する。上海の科学技術イノベーションの活力を多角的に示し、科学を市民に身近なものにする狙いだ。

科技フェスティバル期間中、上海市内の商業エリアや文化施設、上海科技館など6か所に、科学技術をテーマにした期間限定カフェが登場し、市民向けの科学交流コミュニティーをつくる。

中国科学院院士で、中国科学院上海技術物理研究所研究員の褚君浩(Chu Junhao)氏は取材に対し、中国の青少年に人工知能(AI)の発展に関わるよう呼びかけた。褚氏は「青少年は学科の基礎をしっかり固め、人工知能を理解し、成長してから人工知能を発展させてほしい」と述べた。

科学技術コミュニケーション国際組「PCST Network」のファビアン・メドヴェツキー(Fabien Medvecky)会長は、中国では人びとのAIに対する姿勢が非常に前向きであり、AIの発展スピードも極めて速いと語った。メドヴェツキー氏は取材に対し、中国のAI分野の成果は非常に優れているとし、「私も時々深度求索(DeepSeek)を使っています。使わない理由はありません」と話した。

上海科技フェスティバルは1991年の創設以来、30年以上にわたって発展を続け、上海市民が科学に触れ、イノベーションを体験する重要な場となっている。(c)東方新報/AFPBB News