【5月31日 AFP】米当局は30日、米北西部ワシントン州ロングビューにある日本製紙グループの製紙工場で発生した、化学薬品漏出事故の死者が11人になったと発表した。行方不明だった9人は遺体で発見された。

事故は26日に発生。極めて腐食性の高い物質を数百万リットル貯蔵していた巨大タンクが破裂し、大規模な救助活動が展開された。

ロングビュー消防署のブラッド・ハニグ署長は記者会見で「この事故で行方不明となっていた9人目で最後の従業員を発見した」と述べた。

事故発生翌日の27日、地元当局は事故により2人が死亡、9人が行方不明と発表していた。28日時点では、8人死亡、3人が行方不明となっていた。

日本製紙子会社の日本ダイナウェーブ・パッケージングでの事故は、早朝のシフト交代時に発生した。ウッドチップを分解して紙の原料となるパルプを作るために使用される、水酸化ナトリウムと硫化ナトリウムを含む強アルカリ性溶液「白液」が大量に入った90万ガロン(約340万リットル)のタンクが破裂した。

日本製紙グループの子会社である日本ダイナウェーブ・パッケージング社は、公式ウェブサイトで、毎年80億個のシングルサーブ容器を生産し、北米、アジア、そして世界中の顧客に供給していると述べている。(c)AFP