【5月31日 AFP】オーストラリアと米国は30日、英米豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」での原子力潜水艦の増強計画を「簡素化」すると発表した。豪州はこれまで、米国から新造艦と中古艦を購入するとしていたが、すべて中古で統一されることとなった。

両国はシンガポールのシャングリラ会合で協議した。この会合には約45か国の主要な防衛当局者や専門家が集まった。

2021年のAUKUS協定に基づき、オーストラリアは米国から「バージニア級」の原子力潜水艦を少なくとも3隻、15年以内に受け取る予定となっている。

協定の変更について、オーストラリアのリチャード・マールス副首相、ピート・ヘグセス米国防長官、ジョン・ヒーリー英国防長官は声明を発表。「サプライチェーン管理、運用および保守要件を簡素化し、コスト効率を最大化する」とし、「オーストラリアは新型と現役型のVCSを混在させる代わりに、現役のVCSを3隻取得することが可能になるだろう」と説明した。

米海軍は24隻のバージニア級潜水艦を保有しているが、米造船所での年2隻建造という目標は簡単ではない。こうした状況をめぐり米国では、自国の軍備を優先する前にオーストラリアに原子力潜水艦を売却することに対して批判の声が上がっている。

オーストラリアは当初、2隻の中古と1隻の新造バージニア級潜水艦を受け取る予定だった。(c)AFP