米国、イラン合意難航の中 戦争再開に「十分対応できる」
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【5月31日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領が、いかなる和平合意もイランに核兵器開発を許さないことを含めたレッドラインに従う必要があると述べる中、米国側は30日、イランとの戦争を再開する能力は「十分に備わっている」と警告した。
米ホワイトハウスは、トランプ氏が合意の可能性について最終決断に近づいていることを示唆していたが、イラン側は紛争終結に関する最終合意の存在を否定した。
米政府筋がAFPに語ったところによると、合意はトランプ氏の署名を待つ段階にあったが、29日にホワイトハウスの「シチュエーション・ルーム」で開かれた会議の後も、同氏の決断は下されなかった。
シンガポールで開催中のアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に出席したピート・ヘグセス米国防長官は30日、米国には必要であれば戦争を再開する能力が「十分に備わっている」とし、「われわれの備蓄はそれに十分に対応できる」と付け加えた。
また、米中央軍(CENTCOM)はX(旧ツイッター)に、「地域全域で引き続き展開し、警戒を怠らない」と投稿している。
4月以降、停戦はおおむね維持されてはいるものの、散発的な衝突が起きている。国営イラン通信(IRNA)は30日、軍の発表として、防空部隊が「米国・シオニスト(イスラエル)の侵略者の敵」に属する無人機(ドローン)1機を撃墜したと報じた。
トランプ氏は、あらゆる合意における自身の優先事項として、イランが核兵器を絶対に開発しないことへの合意や、封鎖されているホルムズ海峡の再開などを挙げた。
ホワイトハウスの高官はAFPに対し、「トランプ大統領は、米国にとって有益であり、自身のレッドラインを満たす合意しか結ばない」と語り、「イランが核兵器を保有することは決してあってはならない」と付け加えた。
イラン外務省のエスマエイル・バガエイ報道官は、トランプ氏の条件に反発し、同国は「47年前に『must(しなければならない)』という言葉に別れを告げた」と述べた。また、メッセージのやり取りは続いているものの、「最終的な合意には達していない」と付け加えた。(c)AFP