イタリアにも熱波、ローマで32度 5都市に熱波赤色警報
このニュースをシェア
【5月29日 AFP】欧州各国が季節外れの熱波の影響で記録的な暑さに見舞われる中、イタリア保健省は28日、首都ローマ、フィレンツェ、ボローニャ、ブレシア、トリノの各都市に厳重警戒を呼び掛ける「赤色熱波警報」を今年初めて発令した。
赤色熱波警報は、「健康で活動的な人にも悪影響を及ぼす可能性がある」として、市民に対して日中の外出を控えるよう促すもの。
28日、ローマの円形闘技場遺跡コロッセオ周辺では、観光客が32度に達する蒸し暑さへの対応に苦慮する姿が見られた。
スペインからの観光客、ナナ・マルティネス・ガルシアさんは「ものすごく汗をかいている」「体を冷やすためにたくさん水を飲んでいる」と語った。
友人のマリア・アンヘレス・メリナス・テージョさんも「できる限り日陰にいるようにしてる」と述べた。
米国からの観光客ジョシュ・レンさんは暑さ対策として早起きして涼しい時間帯を利用していると説明。「少し早起きをして、涼しい時間帯に行動し、休憩を多く挟むことだ」「エアコンの効いたレストランに入って休んだり、美術館に行ったりして、一日のうちで最も暑い時間帯は、少しでも長く屋内で過ごせるようにしている」と述べた。
イタリアはこれまで、ここ数日英国やフランスで観測されたような、5月の過去最高の気温を塗り替えるほどの記録的な暑さはおおむね免れてきた。英国では35.1度を記録し、5月の過去最高を更新した。
専門家は、人間活動による気候変動がこうした極端な気象を増幅させており、熱波や干ばつ、洪水といった気象現象がより激化し、頻発するようになっていると指摘している。(c)AFP