【5月28日 AFP】欧州連合(EU)は、中国との不均衡な貿易から経済を守るための対抗措置を拡大する方針だと、欧州員会のステファン・セジュルネ上級副委員長(産業戦略を担当)が28日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)で述べた。

この発言は、同日予定されている欧州委員会による特別会合を前に飛び出したもの。同会合では、公平な競争環境を確保するために、27カ国からなるEUが中国にどう対峙(たいじ)すべきかに焦点を当てた議論が行われる。

中国は、輸出急増により欧州の多くの主要経済国との間で巨額の貿易黒字を生みだしており、欧州の指導者たちに対しては、国内産業を保護すべきだという政治的圧力を強まっている。

セジュルネ氏はFTに対し、化学、金属、クリーンテックといった特定のセクターを不公平な競争から保護するため、EUとして中国への輸入割り当てや関税の適用を強化する姿勢を示した。

セジュルネ氏は「われわれの目的は中国と決別することではなく、(貿易の)真の再均衡を実現し、それを可能にする実効性のある措置を講じることだ」と述べた。(c)AFP