中国軍、西沙諸島に「不法侵入」したオランダ軍艦を追い払ったと発表
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【5月28日 AFP】中国人民解放軍は27日、ベトナムなどと領有権を争う南シナ海の西沙諸島(パラセル諸島)周辺海域に「不法侵入した」オランダ海軍のフリゲート艦を追い払ったと発表した。
国連海洋法条約に基づくオランダ・ハーグの仲裁裁判所は2016年、南シナ海での中国の海洋進出をめぐり、中国が主権を主張する独自の境界線「九段線」について「法的根拠がない」と断定している。それにもかかわらず、中国は南シナ海のほぼ全域の領有権を主張し、周辺諸国との緊張を高めている。
中国人民解放軍南部戦区は声明で、オランダ海軍のフリゲート艦「デ・ロイテル」が「艦載ヘリコプターを繰り返し発進させ」、中国の「領空を侵犯した」と主張。
同軍は口頭での警告や「電子妨害」などの措置を取り、同艦を退去させたという。
南部戦区は、「オランダ側の行動は、中国の領土主権および海空の安全を著しく侵害し、国際法と国際関係の基本規範に著しく違反した」と主張。
中国はこれらの行為に「断固として反対」するとして、オランダ側に対して「挑発的な」行動を直ちにやめるよう警告したと付け加えた。
日米豪印4か国の協力枠組み「クアッド」の外相はインドの首都ニューデリーでの会合後に発表した共同声明で、「われわれは、東シナ海および南シナ海における状況を引き続き深刻に懸念している。地域における平和と安定を脅かし、力または威圧によるものを含め不安定化をもたらすようなまたは一方的なあらゆる行動に対し、強い反対を改めて表明する」と述べた。
さらに、明らかに中国を念頭に置きつつも直接的な名指しは避けながら、「軍用機ならびに海上保安機関および海上民兵の船舶による危険な操縦」や「南シナ海における、特に放水銃およびフレアの危険な使用ならびに衝突・妨害行為」を批判した。また、中国が広範な主権を主張している南シナ海において「係争地形の軍事化を深刻に懸念している」とも表明した。(c)AFP