WHO、コンゴ周辺国にエボラ感染リスクへの即時対応を要請
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【5月26日 AFP】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は25日、コンゴ民主共和国に隣接する国々はエボラ出血熱の大きなリスクにさらされているとして、直ちに対策を講じるべきだと述べた。
「コンゴ民主共和国に隣接する国々は特に高いリスクにさらされており、直ちに行動を起こすべきだ」とテドロス氏は述べ、26日に、ウイルスの感染拡大の中心地であるコンゴ民主共和国を訪問すると付け加えた。
エボラ出血熱への対応を協議するためのリモート会議でテドロス氏は「この感染症は急速に拡大している」と述べ、今回の流行への対応は「特に困難」だと続けた。
まず「感染拡大に気づくのが遅れたため、対応が後手に回っている。緊急に対策を強化しているが、現時点では流行の速さがわれわれを上回っている」とした。
また、5月中旬に感染が最初に検出されたコンゴ民主共和国(DRC)の東部地域は「非常に不安定で、最近数か月で戦闘が激化しており、地元住民の間で外部当局への不信感も大きい」ことにも触れた。
さらに、現在の感染拡大の原因であるブンディブギョ株のエボラウイルスに対する「承認されたワクチンや治療法がない」とも指摘した。
WHOのまとめによると、5月中旬以降、コンゴ国内で確認されたエボラ出血熱による死者は10人、感染疑いのある死者は220人に上る。さらに、コンゴ政府が5月15日にアウトブレイク(集団感染)を宣言して以降、新たに900件の感染疑い事例が記録されている。
隣接するウガンダでも1人の死亡が確認された。同国保健省が25日に新たな感染者2人を発表したことで、感染者は計6人となった。
アフリカ連合(AU)の保健機関は23日、コンゴとウガンダに加えて、大陸内のさらに多くの国がエボラウイルスの影響を受ける危険性があると警告した。アフリカ疾病予防管理センター(アフリカCDC)のジャン・カセヤ事務局長は、「リスクを抱えている国」として、アンゴラ、ブルンジ、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、エチオピア、ケニア、ルワンダ、南スーダン、タンザニア、ザンビアを挙げた。(c)AFP/Agnès PEDRERO