【5月25日 AFP】トルコ警察は24日、同国の最大野党・共和人民党(CHP)の指導部が裁判所の職務停止処分に従わなかったとして、催涙弾を発射して同党本部に強制突入した。

CHPに対する公式捜査の一環として21日に出された裁判所命令に対し、党員らは本部の入り口を封鎖して抵抗していたが、警察の突入後にオズギュル・オゼル党首が排除された。

この裁判所命令は、CHP現党首のオゼル氏が2023年の党首選で獲得した勝利を取り消し、敗北した前党首のケマル・クルチダルオール氏を暫定党首に指名するものだった。

オゼル氏は24日夜にAFPの取材に対し、警察が「わが党の本部に突入し、催涙ガスを使い、警棒でわれわれを殴り、党の建物を荒らし、われわれを追い出した」と述べた。

オゼル氏は、政敵を弾圧するレジェップ・タイップ・エルドアン大統領は「正気を失っている」とし、今回の襲撃は2028年に予定されている「次の選挙に勝つため」の大統領の画策の一環であると主張した。

昨年、当局はCHPの次期大統領候補で最大都市イスタンブール市長のエクレム・イマモール氏を拘束した。イマモール氏は汚職などの罪で起訴されたが、これが政治的な動機によるものだとして否認している。

オゼル氏は「彼(エルドアン氏)は、自分を負かす可能性のあった大統領候補を収監したのと全く同じように、今度は自分を負かす可能性のあった政党を公式に閉鎖したのだ」と述べた。

党本部から追い出されたオゼル氏は、支持者たちに囲まれながら雨の中を国会議事堂に向かって数キロ歩いた。強制的に排除された際には「共和人民党は今後、街頭や広場に出るだろう」と述べた。(c)AFP