トランプ氏の巨大凱旋門、支持者で固められた米国美術委員会がデザイン承認
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【5月22日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(79)の支持者で固められた米国美術委員会(CFA)は21日、トランプ氏が計画している巨大な凱旋門のデザインを賛成4、反対0で承認した。このプロジェクトをめぐっては、建設中止を求める訴訟が複数起こされている。
CFAの委員は昨年、ホワイトハウスによって入れ替えられトランプ派で固められた。
この凱旋門は、トランプ氏が自身の足跡を首都ワシントンに残そうと熱心に推進している大規模な建設プロジェクトの一つ。
トランプ氏は、この巨大な凱旋門は建国250年に合わせて高さ250フィート(76.2メートル)になり、頂上の中央に設置される翼を持つ金色の自由の女神像を含めた高さは、最も有名な仏パリの凱旋門(高さ164フィート)をはるかに凌駕し、世界最大の凱旋門になると主張している。
だが、すでに歴史あるホワイトハウスの東棟を解体したボールルーム(宴会場)建設プロジェクトと同様、トランプ氏は凱旋門建設プロジェクトについても議会の意見を求めず、物議を醸している。
21日、この問題について記者団から質問されたトランプ氏は、「われわれは実行している。議会からの承認など必要ない」と語った。
ベトナム戦争の退役軍人団体を含む複数の団体も、凱旋門建設プロジェクトは適切な手続きを踏んでおらず、アーリントン国立墓地からの景観を損ねるとして、差し止めを求める訴訟を起こしている。
首都ワシントンからポトマック川を渡ってすぐにある同墓地には、何十万人もの米国の退役軍人が埋葬されており、国内で最も神聖な場所の一つとみなされている。
CFAは1910年に議会によって設立され、建築家や都市計画家で構成されている。厳格に管理された区域内の政府建造物や記念碑を中心に、首都ワシントンにおけるデザインや保存に関する助言を行っている。
建設プロジェクトを監督する別の委員会(こちらもCFA同様、トランプ氏の支持者で固められている)は、6月4日にこのプロジェクトを審査する予定だ。(c)AFP