■緊密さを増す協力関係

ウェルトによると、特に強い関心が寄せられているのは、米国製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」、防空システム「パトリオット」、ドイツ製の歩兵戦闘車「マルダー」、そして米国製の主力戦車「エーブラムス」だという。

中国は、半導体や小型モーターなどの軍民両用(デュアルユース)品の広範なロシアへの輸出をめぐり、西側諸国から批判されている。

2022年にロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナへの全面侵攻を開始して以来、中国とロシアの絆は強まっており、中国政府はウクライナ侵攻を非難することを拒否し続けている。

また、西側諸国の制裁によって原油収入が圧迫され、中国がロシア産原油の主要な買い手となったことで、プーチン氏は中国依存を強めている。

ドイツ連邦議会情報監視委員会のマルク・ヘンリヒマン委員長は、ウェルトの報道を信ぴょう性が高いとし、「近年われわれが観測してきた動向と一致する」と述べた。

同氏は経済紙ハンデルスブラットに対し、「特にロシアの侵略戦争が始まって以来、軍事・経済の両面で中ロの緊密さを増す協力関係が顕著になっている」「2022年以降、ロシアの戦争マシンの大部分は、半導体から無人機用の光ファイバーケーブル、長距離兵器用のエンジンや推進システムに至るまで、中国製の軍民両用品によって動かされている」と指摘した。(c)AFP