ハンタウイルス確認のクルーズ船の全乗船者が「高リスク接触者」、42日間の監視必要: WHO
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【5月10日 AFP】世界保健機関(WHO)は9日、ハンタウイルスの集団感染が疑われているクルーズ船の乗船者全員を「高リスク接触者」と見なし、42日間の監視が必要との見解を示した。
クルーズ船「MVホンディウス」は、スペイン領カナリア諸島のテネリフェ島に10日、寄港して乗客と乗員が下船する予定。これに先立ち、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は同島に到着した。現地で支援にあたる。
WHO感染症対応局長のマリア・バンケルコフ氏はソーシャルメディアのイベントで、「我々は船上の全員を高リスク接触者と分類している」と語った。
現在、乗船している人に症状はみられないが、「下船するすべての乗客と乗員に対し、42日間の積極的な監視と追跡が推奨されている」と述べた。
一方、クルーズ船が到着するテネリフェ島の人々に対するリスクは低いと改めて強調した。
乗客と乗員のおよそ150人のうち、6人の感染が確認されたほか、さらに2人が感染の疑いがある。これまでに3人が死亡した。
現地では感染対策などの準備が進められており、乗客と乗員は下船して検査を受け、症状が出た人については、航空機でオランダに移動して治療を受けるという。(c)AFP