エプスタイン元被告の「遺書」公開
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【5月7日 AFP】米ニューヨーク州南部地区連邦地裁のケネス・カラス判事は6日、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告が刑務所で死亡する数週間前に書いたとされる「遺書」とみられるメモを公開した。
エプスタイン元被告の同房者が、2019年7月に元被告が自殺未遂を起こした後、本に挟んであったメモを発見したと証言している。エプスタイン被告はその数週間後に死亡した。
罫線入りの紙に書かれたメモには、「何か月も捜査されたが、何も見つからなかった!!!」「別れを告げる時を自分で選べるのは素晴らしいことだ」と書かれている。
メモは「どうしろっていうんだ? 泣き叫べって? つまらない。そんな価値はない!」という言葉で締めくくられている。
メモは、同房者の刑事訴訟手続きの一環として長年封印されていたが、米紙ニューヨーク・タイムズの要請を受けてカラス判事によって公開された。
メモが本物であることは証明されていないが、エプスタイン元被告の死をめぐる疑問が渦巻く中で公開された。
エプスタイン元被告の死は自殺と判断されたが、刑務所における数々の警備上の不備や監視カメラ映像の欠落などから疑念が根強く残っている。
エプスタイン元被告は2019年7月下旬、房内で負傷した状態で発見された。自殺未遂とみられている。
メモはこの自殺未遂に先立って書かれ、グラフィックノベルに挟み込まれたとみられている。
エプスタイン事件はここ数か月、元被告の捜査に関する資料「エプスタイン・ファイル」が開示される中で、米国と英国の政界を揺るがし続けている。(c)AFP