米スピリット航空が事業停止、各航空会社が救済に動く
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【5月3日 AFP】米格安航空会社(LCC)のスピリット航空は2日、燃料価格高騰などを理由に運航停止を発表した。これを受けて国内の航空各社は取り残された乗客や乗員の救済に動いた。
鮮やかな黄色の機体で知られるスピリット航空は、債権者や米政府との土壇場の協議が決裂し、同日早朝に「直ちに全世界での運航を終了する」と発表。全便欠航となり、カスタマーサービスも利用できなくなった。
同社は声明で「最近の原油価格の大幅な上昇やその他の事業圧力が、スピリットの財務見通しに深刻な影響を与えた」「追加の資金調達が見込めない中、スピリットは事業の終了を開始する以外に選択肢がなかった」と述べている。
返金には応じるとしている。
これを受けてアメリカン航空やデルタ航空、ユナイテッド航空、ジェットブルーなどはスピリット航空の乗客を受け入れるため迅速に動き、欠航を知って途方に暮れる人々に「救済運賃」と呼ばれる特別料金を提供した。
一部の航空会社は、スピリット航空が大きな拠点を置いていた空港で便数を増やしたり、より大型の機材を投入したりすると述べた。さらに取り残されたスピリット航空の従業員を支援しようと動き、採用にも乗り出している。
スピリット航空は2024年以降、破産と再建を繰り返しており、最近ではホワイトハウスが救済策を検討していた。(c)AFP