台湾総統がエスワティニ訪問、中国は「逃亡劇」「笑いもの」と非難
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【5月3日 AFP】台湾の頼清徳総統は2日、エスワティニに到着したと発表した。頼氏は複数の国が上空の通過許可を撤回したことで、アフリカで唯一台湾との外交関係を持つ同国への訪問を延期していた。
フェイスブックで頼氏は、「最初の訪問は予期せぬ外部要因により中断された」としつつ、「外交チームと国家安全保障チームによる数日間の秘密の調整を経て、本日無事に到着した」と述べた。
当初予定されていた4月22〜26日の訪問は、セーシェル、モーリシャス、マダガスカルが上空通過許可を取り消したことで延期を余儀なくされていた。頼氏の側近はその際、これらの国が「中国からの強い圧力」を受けていたと述べていた。
頼氏はエスワエィニ王室および来賓の前でのスピーチで、「2300万人の台湾国民には、世界に向けて手を広げ、世界と関わる権利があります」「どの国にも、台湾が世界により大きく貢献することを妨げる権利はありませんし、妨げるべきではありません」と述べた。
中国外務省は2日、頼氏の行動について「国際的な笑いもの」になる「密航者のような逃亡劇」を演じたと非難した。
声明の中で匿名の報道官は、頼氏が率いる民主進歩党(民進党)を引き合いに出し、「民進党当局が外部勢力とどれほど結託しようとも、すべて無駄であり、台湾が中国の一部であるという事実を変えることはできない」と述べ、「エスワティニやその他の一部の国々に対し、歴史の大きな流れを正しく見極め、少数の『台湾独立』分裂勢力のために火中の栗を拾うようなまねをしないよう強く求める」と続けた。
エスワティニは、かつてスワジランドとして知られていた小さな飛び地の王国で、台湾を承認している12か国のうちの一つ。中国は、台湾を自国の領土の一部と主張し、他国に台湾との外交関係を絶つよう説得してきた。(c)AFP