ガザ支援活動家、イスラエルに船団阻止され離散
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【5月2日 AFP】ギリシャ・クレタ島沖の公海上でイスラエル軍に阻止された、パレスチナ自治区ガザ地区向けの支援船団に乗っていた活動家のうち数十人が1日、下船した。多くは病院に搬送され、残った活動家らは空路で移送された。
ギリシャ当局によると、約175人の活動家のうち31人がクレタ島の病院に搬送されたという。またトルコ当局は、約60人が1日夕方にイスタンブールへ航空機で到着したと述べた。
イスラエル外務省は、4月30日に約175人の活動家が20隻以上の船から同国軍によって降ろされたと述べた。船団の主催者は「誘拐された」活動家の数を211人としている。
同省はX(旧ツイッター)への投稿で、船団を「イスラム組織ハマスの武装解除拒否から注意をそらすためのもう一つの挑発」と呼び、「職業的な挑発者に仕えている」とも述べた。
一方、拘束された者の中に自国民がいる欧州各国政府は、イスラエルに対し活動家の解放を求め、その行動が国際法の明白な違反であると非難した。
フランスやスペイン、イタリアの港から50隻以上の船が出航し、海上封鎖を破ってガザ地区に人道支援物資を届けることを目指していた。
イスラエル軍は4月29~30日の夜間にかけて、この「グローバル・スムード船団」を阻止。主催団体は、装備が破壊され、介入によって「海上で計算された死の罠」に追い込まれたと述べた。
AFPの記者は、活動家が1日に港に向かう途中「パレスチナに自由を」と叫んでいた様子を目にしている。
イスラエルはガザ地区へのすべての出入り口を管理している。国連(UN)や海外NGOは、イスラエルが物資の流入を締め付けていると非難しており、2023年10月にイスラエルがハマスとの戦争を開始して以来、物資不足が生じていると指摘している。(c)AFP