【5月1日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は4月30日、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、中東での戦争のさなかにもかかわらず、イラン代表は米国でW杯北中米大会の試合に臨むと改めて述べたことについて、「OK」だと語った。

インファンティーノ氏はカナダ・バンクーバーで開幕したFIFA第76回総会の演説冒頭で、イランがW杯に参加するという自身の主張を繰り返し、同国が予定通り米国で試合を行うと強調した。

この発言について記者団に問われたトランプ氏は、「ジャンニがそう言ったなら私はOKだ」「彼らにプレーさせてやればいいと思う」と述べた。

イラン側は、グループステージの試合を米国からメキシコに移して行う提案をしていたが、これはすでにインファンティーノ氏に退けられている。

先週には、イタリア出身のパオロ・ザンポッリ米特使が、イタリア代表がイラン代表のW杯出場枠を引き継ぐという案を持ち出したと報じられたが、米政府はこの案から距離を置き、マルコ・ルビオ国務長官はイラン代表を歓迎すると話していた。

イランのW杯出場をめぐる緊張はFIFA総会にも影を落としており、今週初めにカナダの入国管理当局とのトラブルがあったイラン代表団が、211の加盟協会の中で唯一欠席となった。

イランメディアによれば、イラン革命防衛隊(IRGC)の元メンバーである同国サッカー連盟(FFIRI)のメフディ・タジ会長らが、カナダの入国審査官から「侮辱」されたとして帰国の途についたという。カナダ政府は2024年にIRGCをテロ組織に指定しており、4月29日には同組織に関係する人物は「入国不可」だと述べていた。

北中米W杯は米国、カナダ、メキシコの共催で行われるが、イランはグループステージの試合を米国で戦う予定となっており、6月15日のニュージーランド戦を皮切りに、ベルギーやエジプトと対戦する。(c)AFP