【5月6日 CGTN Japanese】中国の電気自動車(EV)大手・比亜迪(BYD)は4月28日、世界的な自動車車載用ストレージハードウェア価格の上昇が続いている影響を受け、同社の「王朝シリーズ」「海洋シリーズ」「方程豹(ファンチェンバオ)」の一部車種が搭載する運転支援機能「天神之眼(God's Eye、神の目)」Bのオプション価格を9900元(約23万2000円)から1万2000元(約28万1000円)に引き上げ、2100元(約5万円)値上げすると発表しました。今回の価格調整は完成車の値上げではなく、ハイエンド自動運転用オプションパッケージを対象としたものですが、その影響はBYDの3大主流ブランドに及び、人気モデルの多くに波及しています。価格調整は5月1日から実施されますが、4月30日までに手付金を払い注文した顧客に影響はないとのことです。

BYDによると、世界のストレージ市場は2025年9月以降、需要の「爆発的」な増加や生産能力の急減などの影響を受けて、極端な供給不足に陥り、メモリーチップの価格は上昇を続け、上昇幅も拡大傾向にあるとのことです。

また、中国国家発展改革委員会価格モニタリングセンターもこのほど、ストレージ用チップが下流産業の価格に与える影響に注目するよう注意を促しました。ストレージコストの上昇圧力がエンド製品に波及し、自動運転向けオプション価格の引き上げは、自動車メーカーがサプライチェーンの変動に対応する通常の措置となっています。蔚来汽車(NIO)の創業者である李斌氏は1カ月前、メモリー価格の上昇が高級新エネルギー車に3000~5000元(約7~11万7000円)のコスト上昇をもたらす可能性があると明らかにしました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News