メルツ独首相、トランプ氏との対立を軽視 「恥をかかされている」発言めぐり
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【4月30日 AFP】ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は29日、イランが交渉の場で米国に「恥をかかせている」と述べたことでドナルド・トランプ米大統領から非難された後、トランプ氏との関係は依然として良好だと強調した。
メルツ氏は首都ベルリンでの記者会見で、「私の見解では、米大統領と私の個人的な関係は以前と変わらず良好だ」と述べた。
メルツ氏は、米イスラエルによる対イラン軍事作戦について「当初から」疑念を表明してきたとして、「ドイツと欧州で暮らす私たちが、その影響で大きな苦痛を被っている」と述べた。
さらに、「ホルムズ海峡の封鎖は、エネルギー供給に直接的な影響を与え、われわれの経済活動にも甚大な影響を及ぼす。そのため、私はこの紛争の解決を強く求めている」と述べ、トランプ氏とは「依然として良い話し合いを続けている」と付け加えた。
メルツ氏は27日、ドイツ西部マルスベルクの学校を訪問した際、「米国には明らかに出口戦略がない。そして、こうした紛争の問題は、介入するだけでなく、手を引くこともしなければならないということだ」と発言。
「われわれはアフガニスタンで20年間、非常に痛ましい形でそれを目の当たりにした。イラクでも同じだった」「だから、以前にも言ったようにこの件(対イラン軍事作戦)のすべては少なくとも軽率だ」と付け加えた。
メルツ氏はさらに、「イランが明らかに非常に巧みに交渉を進めている、あるいは巧みに交渉を拒否している状況では、米国がどのような出口戦略を選ぶのか見当もつかない」と指摘。
「イランの指導部、とりわけいわゆる革命防衛隊(IRGC)によって、米国民全体が恥をかかされている」と述べた。
これに対しトランプ氏は28日、メルツ氏を激しく非難。
自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、イランが核兵器を保有しても構わないと考えている。彼は自分が何を言っているのか分かっていない!」と述べた。(c)AFP