米国による港湾封鎖、狙いは「内部分裂」 イラン国会議長
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【4月30日 AFP】イランのモハマドバゲル・ガリバフ国会議長は29日、米国によるイラン港湾封鎖の狙いは、分断を生み出し「内部崩壊」を起こすことだとの見解を示した。
国営テレビによると、ガリバフ氏は、ドナルド・トランプ米大統領が「イランを強硬派と穏健派の二つのグループに分断した後すぐに港湾封鎖に言及し、経済的圧力と内輪分裂によってイランを屈服させようとしている」と述べた。
前最高指導者アリ・ハメネイ師を含む多数のイラン指導者が米イスラエルの空爆で殺害されたことで、イランの勢力図をめぐりさまざまな臆測が飛び交っている。
トランプ氏は今月、イラン政府は「案の定、深刻な分裂状態にある」と述べていた。
有力者であるガリバフ氏は交戦開始以来存在感を増し、これまでのところ唯一の米国との直接協議でイラン側の首席交渉官を務めた。
ガリバフ氏は29日、「敵は新たな局面に入り、港湾封鎖とメディアの誇張報道を通じて経済的圧力と国内分裂をあおり、われわれを内部から弱体化させ、あわよくば内部崩壊させようとしている」と主張。
「団結の維持」こそが唯一の解決策だと訴えた。
米国は、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡をイランが封鎖したことに対する報復として、イランの港湾を封鎖している。(c)AFP