超正統派の徴兵制に抗議 デモ隊、軍警察長官宅に侵入 イスラエル
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【4月29日 AFP】超正統派ユダヤ人の徴兵制に反対するデモ隊が28日、イスラエル軍警察長官の自宅庭に侵入し、抗議した。
デモ隊は、徴兵の呼びかけに応じない超正統派ユダヤ人への財政的支援を削減するよう国に命じた最高裁判所による26日の判断に反対を訴えた。
報道によると、SNSに投稿された映像には、超正統派グループの男性らが南部アシュケロンにあるユバル・ヤミン軍警察長官宅の庭に侵入し、抗議する様子が捉えられていた。当時、ヤミン氏と家族は屋内に待機していた。
抗議デモについてベンヤミン・ネタニヤフ首相は「軍警察長官に対する残忍で暴力的な攻撃を強く非難し、関与した者に対して厳しい措置を取ることを要求する」と述べた。
またイスラエル・カッツ国防相は「家族がいる中での意図的な侵入」を非難し、治安部隊のメンバーに危害を加えようとする試みは「一線を越えている」と非難した。
イスラエル建国の1948年以降、ユダヤ教の聖典研究に専念する超正統派の男性には事実上の兵役免除が認められている。
しかし、最高裁判所は今世紀に入ってから繰り返しこの免除に異議を唱え、2024年の判決で政府に超正統派の男性を徴兵するよう命じた。
ただ、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、現政権を維持するために超正統派政党の支持を必要としているため、この判断に反対してきた。
26日の判決で裁判所は、地方税、公的交通機関、育児における超正統派への補助金撤廃を事実上命じたかたちとなった。(c)AFP