【4月27日 AFP】アフリカ・エスワティニを訪問している台湾の林佳竜外交部長(外相)は、中国が複数のアフリカの国に圧力をかけ、頼清徳台湾総統の上空の通過許可を取り消させた動きを非難し、「頭を下げることはない」と述べた。

頼氏は先週、アフリカで唯一、台湾との外交関係を持つ国であるエスワティニへの訪問を延期。これは「セーシェル、モーリシャス、マダガスカルが予告なしにチャーター機の上空通過許可を取り消した」ためだった。

25日にエスワティニ入りした林氏は、頼総統に代わってムスワティ3世国王の即位40周年記念式典に出席した。

26日、林氏はフェイスブックに「中国が政治的な力を使って国際民間航空の正常な運航に干渉し、飛行情報を政治化し武器化したとしても、台湾が頭を下げることはなく、私たちの前進を止めることもできない」「いかなる不当な封鎖や圧力も、われわれが尊厳を守り、国際社会とつながろうとする決意と意志を揺るがすことはできない」と投稿した。

米国は中国の行動を非難し、これを「台湾および世界中の台湾を支持する関係各国に対して威圧的なキャンペーンを展開している」と指摘。一方で中国は、米国側の発言を「根拠のない非難」と見なし、行動が正当であると主張した。

中国は台湾について、自国領土の一部だと主張しており、国際機関への参加や他国との交流に反対している。(c)AFP